「感じのいい人になれるか」は毎日のメールで決まる。相手に間違ったニュアンスで伝わってしまう」「文面がこわいと言われるが、原因がわからない」「メールの返信に時間がかかりすぎて、1日が終わってしまう」。メール仕事には、意外と悩みがつきものです。本連載では、中川路亜紀著『新版 気のきいた短いメールが書ける本』(ダイヤモンド社)から編集・抜粋し、迷いがちなメールの悩みを解決するヒントをお届けします。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

【承知しましたがいつも正解ではない】感じのいい人がメールで「わかりました」を伝える一言は?Photo: Adobe Stock

 メールで「わかりました」と伝えるとき、「承知しました」を連発してしまいがち。そんなとき、相手との呼吸でその場に合った返信ができれば、あなたの印象が変わります。今回は、感じよく「わかりました」を伝えるための一言や工夫をご紹介します。

決定事項の連絡を受け取ったときに、最低限必要なことは?

 相手から決定事項などの連絡を受け取った場合の返信は、①メール受信のお礼、②了解した内容の復唱、③結びの言葉が最低限の要素になります。

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ご連絡ありがとうございました。
それでは、3日(水)午後2時にお待ちしております。
よろしくお願いいたします。

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感じよく返信するには?

 ①メール受信のお礼、②了解した内容の復唱、③結びの言葉だけでなく、「相手が自分の会社まで足を運んでくれるお礼」まで加えられるとよりよいでしょう。

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ご返信ありがとうございました。
それでは、打ち合わせは、弊社にて、
3日(水)午後2時からということで、
お願いいたします。
ご足労いただき恐縮ですが、
なにとぞよろしくお願いいたします。

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他に使える表現は?

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・メール拝受しました。
 →「拝受」は「受け取る」の謙譲語。相手を敬いながら感謝して受け取るという意味になります。

・メールをうれしく拝見いたしました。
 →よい知らせや、自分の仕事などへのよい評価などが書いてあるメールを受け取ったときの返信に。

・さっそくのご返信ありがとうございました。
 →間をおかず返事がきたとき。

・ご快諾ありがとうございました。
 →気持ちよく承諾してもらったとき。
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 本記事は『新版 気のきいた短いメールが書ける本』を一部抜粋・編集したものです。