米連邦準備制度理事会(FRB)が来週開く連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを再開するかどうかの議論に、8月の雇用統計が決着をつけた。9月に利下げはするだろう。次にもっと難しい問題が浮上する。9月以降、利下げをどの程度まで、どれほどのペースで続けるのか。夏の間に雇用の伸びが大きく鈍化し、年内の利下げ見通しが変わった。これまで予想されていた1会合おきの利下げではなく、年内残りの会合で0.25ポイントの利下げを続けるかどうかの議論になる可能性が高い。年内はあと10月と12月に開催される予定だ。
FRB連続利下げに期待感、8月の雇用悪化で
トレーダーは年内3回の利下げを織り込むも、インフレリスクが「ワイルドカード」
特集
あなたにおすすめ