「感じのいい人になれるか」は毎日のメールで決まる。相手に間違ったニュアンスで伝わってしまう」「文面がこわいと言われるが、原因がわからない」「メールの返信に時間がかかりすぎて、1日が終わってしまう」。メール仕事には、意外と悩みがつきものです。本連載では、中川路亜紀著『新版 気のきいた短いメールが書ける本』(ダイヤモンド社)から編集・抜粋し、迷いがちなメールの悩みを解決するヒントをお届けします。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

贈り物をいただいたとき、「ありがとうございました」と書いたきり言葉が出てこなくて困ることがあります。感じのいい人は、どんなふうに喜んだか、何がうれしかったかなど、感想をそえて気持ちを伝えます。ここでは、贈り物へのお礼をスマートに伝える表現を紹介します。
贈り物をいただいたとき、最低限伝えるべきことは?
さきほど、思いがけないお土産が届きました。
話題のお菓子を前に、スタッフ一同大喜びしております。
お心遣いに心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
気心の知れた相手からの差し入れなどには、こんな気軽なお礼でもかまいません。社長名でくるお中元・お歳暮などには、総務が社長名で対応する場合も多いでしょう。
他に使える表現は?
・このたびは結構なお品をお送りくださいまして、誠にありがとうございました。
→凝った言い方としては、「ご恵贈賜りまして」「ご恵贈いただきまして」などもあります。
・今後はどうぞお気づかいされませんよう、お願い申し上げます。
→今後は贈答のやりとりをしたくない場合に書きます。公職にあってどうしても受け取れない場合には、その旨を説明して、「今後はご辞退申し上げます」「お気持ちだけいただき、誠に失礼ながら品物についてはご返送させていただきます」などと書きます。
本記事は『新版 気のきいた短いメールが書ける本』を一部抜粋・編集したものです。