「感じのいい人になれるか」は毎日のメールで決まる。相手に間違ったニュアンスで伝わってしまう」「文面がこわいと言われるが、原因がわからない」「メールの返信に時間がかかりすぎて、1日が終わってしまう」。メール仕事には、意外と悩みがつきものです。本連載では、中川路亜紀著『新版 気のきいた短いメールが書ける本』(ダイヤモンド社)から編集・抜粋し、迷いがちなメールの悩みを解決するヒントをお届けします。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

印象よくしようと書いた一言が、実は相手に「後回しでいいや」と思わせてしまうことがあります。感じのいい人は、相手に配慮しつつも返事を引き出すことばをしかけています。今回は、その代表例を見てみましょう。
「いつでも」は使わない
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×いつでも伺います。
○来週あたりのご都合はいかがでしょうか。
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「いつでもよい」という打診は後回しになって忘れられてしまう可能性も大。特に、こちら側の営業のためのアポイントであれば、仮の時期を提案したほうがよいでしょう。
相手にアポを取りたいときに使える他の表現は?
・鈴木様からご紹介いただき、初めてメールを差し上げます。新しい企画の件でご相談があり、ご連絡いたしました。
→面識のない相手にアポをとりたいとき
・一度お目にかかってご説明したいと思っておりますが、1時間ほどお時間を頂戴することはできますでしょうか。
→多忙な人には時間を区切ってお願いします。
本記事は『新版 気のきいた短いメールが書ける本』を一部抜粋・編集したものです。