「感じのいい人になれるか」は毎日のメールで決まる。相手に間違ったニュアンスで伝わってしまう」「文面がこわいと言われるが、原因がわからない」「メールの返信に時間がかかりすぎて、1日が終わってしまう」。メール仕事には、意外と悩みがつきものです。本連載では、中川路亜紀著『新版 気のきいた短いメールが書ける本』(ダイヤモンド社)から編集・抜粋し、迷いがちなメールの悩みを解決するヒントをお届けします。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

相手がわざわざ対応してくれたとき、ただ「ありがとうございました」だけで終わらせていませんか。感じのいい人は、状況や相手の労力に応じて言葉を添えることで、感謝の気持ちをより丁寧に伝えています。ここでは、場面ごとに使えるお礼の一言を紹介します。
感謝の気持ちを丁寧に伝える一言は?
・4月分請求書、確かに受領いたしました。ありがとうございました。
→事務的な文書を受け取ったときの返信。
・急なお願いにもかかわらず、早速お送りくださいまして、誠にありがとうございました。
→短い期間でお願いしたのに、すぐに対応してくれたとき。
・原稿をお送りくださいまして、ありがとうございました。日程が厳しい中、間に合わせていただき心より感謝いたしております。
→「ありがとうございます」「感謝しております」を重ねると、ていねいなお礼になります。
・議事録ありがとうございました。お疲れ様でした。
→こちらから発注した記録・レポートなどが期日どおり届いたときなど。
・貴重なデータをお送りくださいまして、誠にありがとうございました。
→こちらから頼んでいない参考資料などを送ってくれた場合は、送ってもらって助かっていることを伝えます。
・ご郵送いただいた見本が本日届きました。早速回覧しております。ありがとうございました。
→送ってもらったものを喜んで見たり活用したりしているようすを書き添えると、感謝の気持ちを表現できます。
・ご高著をお送りくださり、誠にありがとうございました。
→敬意を表したい相手の著書は「ご高著」と表現します。
本記事は『新版 気のきいた短いメールが書ける本』を一部抜粋・編集したものです。