ケネス・パック氏は4月、トランプ新政権の混乱から身を守るため、初めて金に投資した。この取引はまさに過熱しつつあった。トランプ氏の「解放の日」による混乱から株式市場が回復し、さらに上昇した後も、パック氏のような投資家は金への資金投入を続けている。ネバダ州の退職者である同氏は、ポートフォリオの17%を占める貴金属とその関連株の保有を続ける予定だ。その理由には、1日のうちに何度も関税が変更されるなど、政策の発表と撤回が繰り返されていることなどがある。「奇妙なことが新たな基準になっているようだ」とパック氏は述べた。現代のゴールドラッシュは、コストコの店内からロンドンの地下金庫、さらにはウォール街の点滅するスクリーンにまで広がっている。古い宝飾品は今やドルのような輝きを放っている。
金高騰、年間上昇率は1979年以来の大きさ
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