中国発の人気動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業を巡り、米中両政府の枠組み協議に弾みがつき、大詰めを迎えている。この枠組みでは、TikTokの米国事業は企業向けソフトウエア大手オラクル、プライベートエクイティ(PE)投資会社シルバーレイク、ベンチャーキャピタル(VC)大手アンドリーセン・ホロウィッツなどで構成する投資家コンソーシアムの管理下に置かれることになる。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。関係者によると、米中の交渉担当者が今週スペインで話し合った枠組みの下、アプリを運営する米国法人を新設する。米国の投資家が新会社の株式約80%を保有し、中国側が残りを保有する予定だ。