「あの大事な紙、どこいった?」のイライラに終止符をうち、お金、時間、人生をコントロールしよう! 10万人を救った紙片づけメソッドの図解版『見るだけでわかる! 図解 紙片づけ』(石阪京子著)が発売に。「必要な紙が5秒で見つかる」画期的な片づけ術が、図解で直感的に分かり、紙を減らすスマホ活用術も超絶丁寧に解説。本連載では本書から、抜粋・編集してメソッドを紹介していきます。

家庭にある書類で残すべきものは次の2つだけ!
「紙片づけ」で大切なのは、何を残すかを知ることでしたよね。
ここまでで、不要な紙は捨て、情報だけが必要な紙はスマホ保存すればよいとお伝えしました。その後に残る紙こそが、本当に必要な紙です。
残すのはズバリ、この2つだけ。
・使う目的がある紙
・金目の紙
「使う目的がある紙」というのは、たとえば、健康診断の申込書。これは健康診断を受けるときに提出しなくてはいけないので、この紙自体が必要です。
「金目の紙」というのは、お金に変わる紙のことです。
たとえば、図書券やビール券などの金券や、確定申告で還付金を受け取るために必要な控除の紙など。さらに大事なところで言うと、不動産を買ったときの重要書類一式。これは財産そのものなので非常に大切な紙です(ただし、日常的に出し入れするものではないので、ファイリングはせず枕棚などに別途保管します。詳しくは巻末特典P173参照)。
「金目の紙」で勘違いしやすいのは、「金額が載った紙=金目の紙」だと考えてしまうことです。たとえば、給与明細には支払われる金額が載っていますが、持っていてもお金に変わるわけではないので、これは金目の紙ではありません。
何を残せばいいかという判断基準は、このようにいたってシンプルです。使う目的がないなら残す理由はないですし、金目の紙は、ほぼお金なので大切です。
残す紙を厳選すると、紙の9割は捨てられる
だから、本当に必要な紙はこの2種類だけなのです(ただし、要・不要を機械的に判断できない「思い出の紙」もあります。これについては4章で説明します)。
残すのは、使う目的がある紙と金目の紙だけという判断基準で処理していくと、家の中にある紙の9割は捨てられます。
だから、ファイリングをすることになる紙は、1割に過ぎません。そのやり方は次章で詳しく説明します。
*本記事は、『見るだけでわかる! 図解 紙片づけ』より、抜粋・編集して作成しております。