「感じのいい人になれるか」は毎日のメールで決まる。相手に間違ったニュアンスで伝わってしまう」「文面がこわいと言われるが、原因がわからない」「メールの返信に時間がかかりすぎて、1日が終わってしまう」。メール仕事には、意外と悩みがつきものです。本連載では、中川路亜紀著『新版 気のきいた短いメールが書ける本』(ダイヤモンド社)から編集・抜粋し、迷いがちなメールの悩みを解決するヒントをお届けします。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

確認メールは「相手に読んでもらえるか」が勝負。ちょっとした表現の選び方ひとつで、伝わりやすさも印象もぐっとアップします。この記事では、複数の確認事項をわかりやすく伝えるための工夫や、「ご確認ください」「お目通しください」など状況に応じた敬語表現の使い分けを紹介します。
「確認メール」のときに使えるポイントは?
確認してほしいことが複数あるときは、頭に数字をつけるとわかりやすくてよいでしょう。
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お世話になっております。
○○社の佐藤です。
ご連絡をいただき、ありがとうございました。
次の2点についてご確認をお願いいたします。
(1)同行スタッフは4人ということでしたが、鈴木さんを含めて5
人でおいでいただけるということでよろしいでしょうか。
(2)午後4時までには終了するように予定しておりますが、差し
つかえありませんでしょうか。
お手数をおかけいたしますが、お返事をお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
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読んでもらいたいときの敬語表現
同じ『読んでほしい』という気持ちでも、場面に応じて言い方を使い分けられます。
・「お読みください」 : 説明書をお読みください。
・「ご覧ください」 : 当社ホームページをご覧ください。
・「ご高覧ください」 : ご高覧いただきたく拙著をお送りいたします。
・「お目通しください」 : 契約書案にお目通しください。
・「ご確認ください」 : お見積書を作成いたしましたのでご確認ください。
・「お確かめください」 : 以下の内容で間違いないかお確かめください。
本記事は『新版 気のきいた短いメールが書ける本』を一部抜粋・編集したものです。