複数の米スタートアップ企業が間もなく、ドライバーの日常走行の相当な部分を、無料で降り注ぐ太陽光のみで賄う技術を売り出す。アプテラ・モーターズ(本社・カリフォルニア州カールズバッド)は、しなやかな曲線を描く同社の斬新な新型電気自動車(EV)に合う、オートモーティブグレード(車載向け高品質規格)の太陽光パネルを求めていた。だが適切な製品がないことが分かり、自前で生産することを決意した。その過程で、毎日乗る車に太陽光発電を採り入れるアイデアを持った一連の企業が誕生している。アプテラは今や、太陽光のみで1日約15~40マイル(約24~64キロ)の航続距離を得られ、充電なしで最大400マイル(約640キロ)走行できる、価格4万ドル(約590万円)のEVを来年にも発売する構えだ。
ソーラーEVは実用間近、太陽光で1日60km走行
太陽光から車載電池にエネルギーを送り込む新たなパワーエレクトロニクス技術
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