「感じのいい人になれるか」は毎日のやりとりで決まる。相手に間違ったニュアンスで伝わってしまう」「文面がこわいと言われるが、原因がわからない」「メールの返信に時間がかかりすぎて、1日が終わってしまう」。メール仕事には、意外と悩みがつきものです。本連載では、中川路亜紀著『新版 気のきいた短いメールが書ける本』(ダイヤモンド社)から編集・抜粋し、迷いがちなメールやビジネスチャットの悩みを解決するヒントをお届けします。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

ちょっとイレギュラーなお願いや、通常業務から外れる連絡をするとき、どうしても「相手の手を煩わせてしまうのでは」と気になりますよね。そんな場面で感じのいい人が自然に使っているのが「お手すき」というひと言です。相手の都合を尊重しながら依頼できる便利な表現で、メールでもチャットでも活躍します。ここでは、その使い方の具体例をご紹介します。
イレギュラーなメールを送るとき
通常業務の範囲外のイレギュラーなメールを送る場合は、仕事の邪魔をしない書き方を心がけます。その際に、「お手すき」という言葉を入れられるとよいでしょう。
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昨日、余談でお聞きした研究会のお話、個人的にたいへん興味があります。
お手すきのときに、オフィシャルサイトなどご教示いただけましたらありがたいです。
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助っ人を求めるとき
課内チャットなどで、助っ人を求めるときにも「お手すき」という言葉が使えます。所要時間などを書き添えると手が挙がりやすいでしょう。
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お手すきの方、集計作業のお手伝いをいただけると助かります。
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本記事は『新版 気のきいた短いメールが書ける本』を一部抜粋・編集したものです。