「感じのいい人になれるか」は毎日のメ―ルで決まる。相手に間違ったニュアンスで伝わってしまう」「文面がこわいと言われるが、原因がわからない」「メ―ルの返信に時間がかかりすぎて、1日が終わってしまう」。メ―ル仕事には、意外と悩みがつきものです。本連載では、中川路亜紀著『新版 気のきいた短いメ―ルが書ける本』(ダイヤモンド社)から編集・抜粋し、迷いがちなメ―ルの悩みを解決するヒントをお届けします。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

ビジネスメールで返事がこないと、「読まれていないのでは?」「忘れられている?」と焦ってしまうことがありますよね。つい催促したくなりますが、“感じのいい人”ほど、そこで感情的な言い回しや決めつけは絶対にしません。この記事では、相手に不快感を与えず、こちらの意図をスマートに伝えるにはどうすればいいのかを紹介します。
忘れていると決めつけない
メールはエラーで届かないこともあるので、念のため、「届いていますか」と聞いたほうが無難。また、いつのメールかも明確にするとよいでしょう。
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× 先日のメールのお返事はまだでしょうか。
○ 4月10日にお送りしたメールは届いておりますでしょうか。
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さりげなく返事を催促するには?
くるべき返事がこないという場合、このように書いて、送信簿に残っている送信メールを再送信するのが、最も手っ取り早く失礼がありません。受け取ったほうも、もらったメールを探す必要がないので、助かります(もちろん全文を再送信します)。
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お世話になっております。
渡辺です。
9月8日に下記のようなメールを
お送りいたしましたが、
届いておりますでしょうか。
お手数をおかけしますが、
よろしくお願いいたします。
転送されたメッセージ:
差出人: “渡辺”
件名: 議事録ご確認のお願い
日付: 20XX年9月8日 13:35:01
宛先: okuda<okuda@xxxxx.co. jp>
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本記事は『新版 気のきいた短いメ―ルが書ける本』を一部抜粋・編集したものです。