イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は6日、イスラエル国民の幅広い支持と政府の後押しを受けて、パレスチナ自治区ガザの停戦協議に交渉担当者を派遣した。ネタニヤフ氏は、イスラム組織ハマスに過度な譲歩を容認することなく、戦争を終結させて国内の支持を維持するという、困難な綱渡りに直面している。イスラエルとハマスの交渉担当者は今週、アラブ諸国および米国の仲介者と会合し、ガザで拘束されている人質の解放に向けて和平案の詳細を詰める。ドナルド・トランプ米大統領が戦争終結のために提案した20項目からなるガザ和平計画の第一段階だ。当初の会合では、イスラエル軍の撤退ラインの策定と、イスラエル人の人質とパレスチナ人の囚人の交換における段取りの調整に焦点が当てられる見通しだ。
イスラエル首相、ハマス交渉で国内の支持獲得 難航の恐れも
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