台湾の人々の日常生活は、台風や地震、津波、軍事侵攻などの脅威にさらされている。そのため米当局者が6月、フェイスブックへの投稿で台湾の人々に「非常用持ち出し袋を準備し、あらゆる事態に備えよう」と呼び掛けると、その話題がたちまち拡散した。防災セットのオンライン販売は急増し、店舗はサバイバル用品を陳列し始め、インフルエンサーは持ち出すべき物を紹介する動画を投稿した。これまで台湾当局は、最悪の事態への備えを促すのに苦心してきた。政府は9月に危機対応ハンドブックを更新し、非常用持ち出し品のチェックリストに高齢者や幼児、ペット用の品目も載せた。台湾の全ての人が災害に備えているわけではない。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、普段から危機に備えている人々を訪問し、持ち出し袋に何を入れ、なぜそうしているかを取材した。
台湾の防災、非常持ち出し袋の中身は?
異常気象に軍事侵攻、脅威に直面する台湾で危機に備える人たちに袋の中身を見せてもらった
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