ドナルド・トランプ米大統領は8日、イスラエルとイスラム組織ハマスがパレスチナ自治区ガザでの2年間に及ぶ戦争を終結させ、恒久的平和を確立するための計画の第1段階に合意したと発表した。この合意は、イスラエルとハマスが、トランプ氏が先週発表した20項目の和平案を暫定的に受け入れた後の協議の中で成立した。トランプ氏は交渉をまとめるため、スティーブ・ウィットコフ中東担当特使と娘婿のジャレッド・クシュナー氏をエジプトに派遣した。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の最側近であるロン・デルメル戦略問題担当相とカタールのムハンマド・ビン・アブドルラフマン・サーニ首相も協議のためエジプトを訪れた。合意の次の段階では、ガザ地区をどのように統治するか、誰が治安を提供するか、ハマスの武装解除を求めるイスラエルの要求など、多くの詳細事項を解決する必要がある。