米国はカリブ海で軍の展開を拡大しており、パナマ侵攻以来、30年以上ぶりの規模となっている。しかも、これは終わりではない。米国防総省は8月以降、誘導ミサイル駆逐艦、戦闘機「F35B」、無人機「MQ9リーパー」、哨戒機「P8ポセイドン」、強襲揚陸艦、極秘の特殊作戦艦を配備している。これと並行して、米国は麻薬密売に関与したとされる船舶への攻撃を実施。少なくとも21人が死亡しており、14日の攻撃では6人が死亡した。ドナルド・トランプ米大統領は、次にベネズエラ領内の標的が対象になる可能性を示唆している。強襲揚陸艦「USSイオージマ」は数百人の海兵隊員を運搬できる。2003年には、イラクの独裁者サダム・フセイン元大統領を追放した侵攻作戦のためペルシャ湾へ向かった。また、ミサイル駆逐艦「USSストックデール」はイエメンの親イラン武装勢力フーシ派による商船航路妨害に対抗するため紅海に配備され、軍で最も実戦経験豊富な艦船の一つと評される。
米、カリブ海で数十年ぶり規模の軍事展開 ベネズエラ念頭
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