考えすぎ”から解放された」「心が軽くなった」「今を大切にしたくなった
そんな感想が国内外から届いているのが、世界150万部突破・39か国刊行のベストセラーとなっている『STOP OVERTHINKING ―― 思考の無限ループを抜け出し、脳が冴える5つの習慣』だ。Amazon.comでも1万3000超のレビューで世界が絶賛する話題書がついに日本上陸。本書によって日本人が考えている以上に「考えすぎ」が恐ろしい事態を招くことがわかった。本連載では「考えすぎ」から解放される5つの習慣を紹介。本書から一部を抜粋し特別配信する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

行動心理学修士に、なぜ「ジャーナリング」でストレスが解消するかを聞いてみたらすごかった。Photo: Adobe Stock

言葉に書き出す
「ジャーナリング」の3大ポイント

 本書では、日々のストレス体験に意識を向ける方法を紹介した。

 言葉にして書き出すこと(ジャーナリング)である。

 考えすぎると、一度に数えきれないほど多くの問題を抱えているように感じる。こうなると、不安の背後にある本当の原因を突き止められなくなる。

 2018年のペンシルバニア州立大学の研究者(スマイスら)の実験によれば、物事のポジティブな側面に注目したジャーナリング(ポジティブ・アフェクト・ジャーナリング/PAJ)をオンラインで1か月ほど実践した被験者には、自らの感情をコントロールする能力(感情制御)や幸福感の向上、抑うつや不安の減少などの効果が見られた。

 この種のジャーナリングは一人ででき、1日15~20分間、3~5日行うだけでいい。

 ポイントはストレス源になった体験について書き、徐々にポジティブな感情に意識をシフトしていくこと。その際、次の3つを書いてみよう。

・誰かに助けてもらったときのこと
・感謝していること
・自分にとって一番大切な価値観や原則

 誰かと口論したときのジャーナリングを例に取ろう。
 まずは、自分の気持ちを言葉にして吐き出してみる。

「彼女があんなことを言うなんて信じられない。特に、彼女の言葉で私がどんなに傷ついたか、彼女が考えていなかったのがショックだった」などだ。

 だが、書いているうちに、このストレスフルな出来事を、少しずつポジティブにとらえられるようになる。

「その場で思ったことを口にしていたら、後悔していただろう。だから、冷静に自分を抑えることができてよかった。そのことを誇りに思うべきだ。それに、この件がきっかけで、何年も前から先送りになっていた本音の話合いができたこともよかったと思う」。

 こうすることで、ストレス要因について頭の中でグルグル考えるのではなく、解決策につながるポジティブな視点を見出せるようになる。

 ジャーナリングを通して自分の視点を変えていくことに慣れてくると、ストレスフルな出来事が起きても、とっさに視点を変えやすくなる。

(本稿は『STOP OVERTHINKING ―― 思考の無限ループを抜け出し、脳が冴える5つの習慣』の一部を抜粋・編集したものです)