米ニューヨーク州のレティシア・ジェームズ司法長官(民主党)は24日、住宅ローン詐欺を巡り刑事訴追された件で、二つの罪状について無罪を主張した。かねてドナルド・トランプ大統領はジェームズ氏の訴追を強く求めていた。ジェームズ氏(67)は被告として初めて法廷に姿を現した。公判の開始日は来年1月26日に設定された。同氏は2年前、トランプ氏と同氏の企業が財務上有利になるよう資産価値を水増しして報告したとして、民事詐欺で訴えた。トランプ氏は現在もこの件を巡り控訴審で争っている。トランプ氏は最近、バージニア州東部地区の連邦検事に自身の元顧問弁護士の1人であるリンジー・ハリガン氏を起用した。ジェームズ氏は東部地区に家族がおり、複数の不動産を所有している。ハリガン氏は就任から3週間足らずで、銀行詐欺と金融機関への虚偽申告の罪でジェームズ氏の起訴状を取得していた。