企業が今、賭けているのは、人を増やすことなく会社を経営し、売上高を伸ばし、利益を押し上げることができるかということだ。米国の雇用主の間で、事業に悪影響を与えずにチームの規模を維持する、あるいはレイオフによって縮小することができると計算する動きが広がっている。その背景には、人工知能(AI)が一部の業務を代行し、より多くのプロセスを自動化するために活用されるという考えがある。企業はまた、多くが依然として不透明と評する経済状況下で、動き出すことをためらっている。金融大手JPモルガン・チェースの最高財務責任者(CFO)は先ごろ投資家に対し、現在、特定のニーズに応じて増員するという「反射的な対応に対して非常に強い抵抗感」を持っていると述べた。航空宇宙・防衛大手のRTXは先週、従業員を増やすことなく売上高が増加したと誇った。
米大手企業、新規雇用なしの成長目指す AI活用
JPモルガンは増員に「強い抵抗感」、ウォルマートは従業員数を横ばいに維持
特集
あなたにおすすめ







