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高血圧は心臓病や脳卒中の最大要因だ。「薬を飲む前に生活改善を」と考える人は多いが、それは順序が逆だと専門医は指摘。まずは降圧薬で血圧を下げてリスクを軽減し、その後、生活習慣を改めることを強く勧める。また血圧は測る姿勢で数値が変化するため、座位だけでなく仰臥位でも測定することが重要。突然死を防ぐために、まずは自分の血圧パターンを把握しておこう。※本稿は、心臓血管外科医の天野 篤『血管と心臓 こう守れば健康寿命はもっと延ばせる』(講談社)の一部を抜粋・編集したものです。
血圧が高い人はまず薬を
しっかり飲んで数値を下げよう
「血圧の薬を飲み始めたら、一生、飲み続けなきゃいけないんですよね?」
「血圧を下げる薬を飲む前に、まずは食生活や運動習慣の改善から始めたいのですが……」
血圧が高くなってきて、降圧薬の服用が必要になった患者さんの多くが、こんなふうに口にします。しかし、この発想は順序が「逆」といえます。
まずは薬をしっかり飲んで血圧を下げてしまう。そのうえで、薬をやめたいのなら、食事や運動など生活習慣の改善に取り組み、血圧をきちんと管理できるようならば薬を減らしていけばいいのです。
高血圧を指摘され、生活習慣を改善すると意気込んでも、ほとんどの患者さんには難しいものです。そもそも、普段から生活習慣の管理を怠ってきたから高血圧を招いたともいえます。







