グーグルは27日、米クリーンエネルギー会社のネクステラ・エナジーと提携し、5年前に暴風雨による被害で稼働を停止した原発「デュアン・アーノルド・エナジー・センター」を再稼働させると発表した。同原発は、規制当局の承認を条件に2029年初めに稼働を再開する計画で、地域送電網に600メガワット超の原子力エネルギーを供給する予定だ。セントラル・アイオワ・パワー・コーペラティブは、グーグルが使用しない同原発の電力を購入する。これは、米クリーンエネルギー会社のコンステレーション・エナジーと米マイクロソフトが、米国で最悪の原発事故が発生したペンシルベニア州のスリーマイル島原発を再稼働させる契約を結ぶなど、米国の原子力エネルギーの活性化を推進するテクノロジー業界の動きに続くものだ。米メタ・プラットフォームズも今夏、イリノイ州で既に稼働している原発「クリントン・クリーン・エナジー・センター」からの電力確保でコンステレーションと契約を結んだ。
グーグル、原発再稼働で提携 AI向け電力確保へ
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