【テレビやSNSで大人気】今どきのママパパに圧倒的に支持されているカリスマ保育士・てぃ先生の子育てアドバイス本第3弾『子どもにもっと伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てのみんなの悩み、お助け中!』ができました!
テレビやSNSで大人気、今どきのママパパに圧倒的に支持されている現役保育士・てぃ先生。そんなてぃ先生のSNSには、毎日膨大な数の悩みや相談が届くといいます。
本連載では、そんなママパパたちに向けて、正論だけではない、すぐに使えるリアルな回答をお伝えしていきます。
Photo: Adobe Stock
【みんなの悩み】お絵描きが上手になるには?
うちの子どもは絵がへたで、お絵描きが嫌いです。絵の上手な子にしてあげたいんですが、何かコツはありますか?
【てぃ先生の答え】大人が「上手な絵」の
固定観念をはずすといい
僕は、「お絵描きにうまいへたもないじゃん!」って思います。表現というのは、自分が感じたものを外へ出すことが大事なんですから、何か紙に描いた時点で素晴らしいことです。仮に描かなかったとしてもいいんです。表現は絵だけではありません。言葉でも体でも可能ですから。
そもそも絵のうまいへたってなんでしょうか? 現実にあるものを見たままに描けたらうまいのでしょうか? でも抽象画を描く人もいますし、それで感動する人も多くいます。大人の評価軸で子どもの絵を判断するのをやめて、子どもの表現にのみ目を向ければどれも素敵な絵ばかりです。
大人が一緒に描く。大人が描くのを見るだけでもいい
それでも、教室に通っているとか、授業があるとか、何らかの理由で技術を求めたいのであれば、子どもだけに描いてもらうのではなく、とにかく大人と一緒に絵を楽しみましょう。最初は大人が描くのを見るだけでもいいと思います。パパが大好きなキャラクターを描いてくれて楽しかった!っていう経験が、「僕も上手に描きたい」につながるかもしれません。
お習字でも大人の筆はこびを見て学ぶことが多くあります。憧れは強い力になりますから、まずは大人が楽しそうに絵を描いてみてください。もちろん大人だって絵のうまいへたを気にする必要はありませんよ。
大人が絵に口出しすると嫌いになってしまう
ママパパに注意してほしいのは、「絵を嫌いにさせる」ことをしていないかです。
よくあるのは、紙いっぱいに描いていないと「ここまだ描けるよ」と言ったり、「海は青だよ」なんて口出ししてしまうこと。「こうするべき」と決めつけられると、「もう描きたくない」になってしまいますよね。
夏にサンタさんを描いたっていい
園でも、「冬だからサンタさんの絵を描きましょう」とかよくやるんですが、べつに冬にスイカの絵を描いたっていい。大人が固定観念をはずし、「どんな紙に描く?」と子どもに画材から選んでもらうと、いっそう個性的な絵になると思います。
ペンや筆を使って表現をしたこと、それ自体が素敵なのだということをどうか忘れないでください。
本原稿は、てぃ先生著『子どもにもっと伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てのみんなの悩み、お助け中!』からの抜粋です。この本では、子育てがラクになって、親子とも幸せになるテクニックを紹介しています。







