ドナルド・トランプ米大統領は6日間のアジア歴訪を終え、貿易協定や米国への新規投資をアピールした。しかし、米首都ワシントンに戻ると、外国での華やかな歓迎とは対照的に、政府機関の閉鎖や有権者の景気不安の高まりといった問題が待ち受けている。この対照的な状況は、トランプ氏が2期目の政権運営において外交政策に注力する理由を浮き彫りにしている。世界の舞台では、会議の場は陰鬱(いんうつ)なワシントンのオフィスから豪華な宮殿に移り、ほぼ連日ディール(取引)が発表され、トランプ氏は不機嫌そうな議員ではなく笑顔の外相たちと交流している。国内では、トランプ氏は支持率の低下と、数百万人の米国民の医療保険料急騰を巡って政府機関を1カ月間閉鎖させている民主党との闘いに取り組んでいる。
トランプ氏、外交政策に軸足 国内は問題山積
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