投資以前に失敗する人の「落とし穴」
投資歴70年 資産24億円――【プロの儲かる知識を簡単インストール】人生、もう詰んだ……40歳、しがないサラリーマン。月1万5000円の小遣いを握りしめ、毎日通勤する日々だ。増えない給料、重くのしかかる住宅ローンと教育費。冷え切った家庭に、もはや自分の居場所はない。そんな人生のどん底の状況で拾った、1冊の古びた手帳。それが投資歴70年、資産24億円を築いた89歳現役トレーダー・シゲルさんとの奇跡的な出会いだった。お金、仕事、家庭……すべてに絶望した崖っぷちの男が“投資の神様”から授かった「世界一のお金と人生の授業」とは?“小説形式”だからスラスラ読めてドンドンわかる話題の書『89歳、現役トレーダー 大富豪シゲルさんの教え』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものをお送りする。答えはすべて、この物語にある。
写真:川瀬典子
不可解な衝動
「……お願いします。株のこと、シゲルさんのもとで勉強させてください」
気がつけば、そう口にしていた。なぜそんなことを言ったのか、自分でもわからなかった。ただ、藤本シゲルという男には、そんなことを言わせてしまう“魔力”があった。
運命の承諾
「ええで」
シゲルさんは、これまでのように飄々と笑った。
この日から、僕の人生が大きく変わった。
現実からの呼び出し
シゲルさんのもとで、株を本格的に学ぼう――そう決めた矢先、ポケットのスマホが鳴った。ディスプレイには「実咲」の文字。妻からだった。
しまった、「ちょっと散歩してくる」とだけ言い残して、家を出てきたんだった。
妻の冷ややかな声
「妻からです」と断って慌てて電話に出ると、開口いちばん、冷ややかな声が突き刺さる。
「いまどこ? 何してるの?」
その低いトーンに、思わずたじろぐ。
噛み合わない熱量
「ご、ごめん! でもな、すごい出会いがあったんだよ。信じられないくらいの、めちゃくちゃすごいやつ。帰ったらちゃんと話すから!」
「……何それ、怪しいんだけど」
「いや、怪しいかもしれないけど、あの……」
「ヘンな壺」の警告
「もういい。これからパートだから、帰ったら聞くよ。ヘンな壺つぼとか買わされないでね」
僕が何かを口にする前に、通話は一方的に切れた。



