【テレビやSNSで大人気】今どきのママパパに圧倒的に支持されているカリスマ保育士・てぃ先生の子育てアドバイス本第3弾『子どもにもっと伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てのみんなの悩み、お助け中!』ができました!
テレビやSNSで大人気、今どきのママパパに圧倒的に支持されている現役保育士・てぃ先生。そんなてぃ先生のSNSには、毎日膨大な数の悩みや相談が届くといいます。
本連載では、そんなママパパたちに向けて、正論だけではない、すぐに使えるリアルな回答をお伝えしていきます。

【保育士てぃ先生がお助け!】自慰行為をやめてもらうには?Photo: Adobe Stock

【みんなの悩み】自慰行為をやめてもらうには?

 気がつくと性器を触っています。どうしたらやめられますか?

【てぃ先生の答え】普通のことなので叱らないでください

 ズボンのなかに手を突っ込んで性器を触ったり、直接触らなくても何かにこすりつけたりして、自慰行為をする子もいます。

 見かけるとショックを受けるかもしれませんが、性欲からそういった行為をしているわけではなく、なんとなく気持ちがいいからやっていたり、なんだか心が穏やかになって落ち着くからやっていたり、単に手持ち無沙汰だからしたりということもあります。

 そこへいきなり「何してるの! 恥ずかしいよ!」みたいに言ってしまうと、子どもを傷つけてしまいますから、きつく叱ったりするのは避けてください。全然特殊なことではなく、普通のことなんです。

心を穏やかにすることを心がけよう

 何か不安を感じたり、ストレスがかかったりしたときに、性器を触ることで落ち着いてくることもあります。その不安やストレスの原因に目を向けて、根本的な部分の解決を優先しましょう。それがないまま叱ってやめさせると、心が不安定なまま、より行動が乱れてしまう可能性があります。

 原因がはっきりしない場合は、頭をなでる、手をにぎる、ハグをするなど、子どもが安心できるようなスキンシップを心がけるだけでも違います。

大事な「性のおはなし」をするタイミング

 子どもの自慰行為は、逆に考えると、性教育をするよいタイミングかもしれません。海外では、「おっぱい」や「おしり」に興味があり、しかもまだ恥ずかしがらずに素直に大人の話を聞いてくれる3歳くらいが、性教育をするのによい年齢とされています。

「水着で隠れるところと、お口は大事な場所なんだよ」「誰かに見せてと言われも見せてはいけないし、触らせてと言われたら、いやだと伝えていいんだよ」といった話をしておくといいですよ。

 無理やりではなく、あくまで子どもの関心があるときにしてくださいね。

本原稿は、てぃ先生著『子どもにもっと伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てのみんなの悩み、お助け中!』からの抜粋です。この本では、子育てがラクになって、親子とも幸せになるテクニックを紹介しています。