米ニュージャージー州とバージニア州で4日実施された知事選の開票結果は、共和党候補が期待に応えられなかっただけでなく、世論調査機関にとっても散々な夜となった。世論調査の結果を公表している調査会社は全体として、ニュージャージー州で民主党候補の圧勝をもたらした大きな波を見極められなかった。同州では民主党の知事候補が13ポイント差で勝利している。政治サイト「リアル・クリア・ポリティクス」が最終的にまとめた世論調査の平均では、同州では民主党候補のマイキー・シェリル氏が3ポイントのリードをつけ、選挙最終週に接戦となっていることが示されていた。この平均は、シェリル氏の大幅リードを示していた一部の調査を除外していたため、それらを含めれば同氏がさらに有利となっていたものの、大半の調査ではシェリル氏がつけた差は大幅に過小評価されていた。