「どうせ自分なんて」と思うクセがついていないだろうか。自分を責めたり、価値がないと決めつけたりしても、人生は一歩も前に進まない。本稿では、注目の新刊『人生は期待ゼロがうまくいく』(著:キム・ダスル、訳:岡崎暢子)から内容の一部を抜粋・再編集して「自分を嫌うことに費やしてきたエネルギーを、“自分を信じる力”に変えるコツ」をお届けする。(企画:ダイヤモンド社書籍編集局)
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「自分を嫌い続ける」のは疲れる
自分が嫌い、許せないと、自分に厳しすぎる人がいる。次のような考え方やリアクションをしていないだろうか?
1.褒められると「裏があるのでは」と勘ぐってしまう
2.すぐ「自分のせい」にする
3.いつもなんとなく不安だ
4.喜びや幸せを警戒する
5.「すみません」が口グセ
6.自分にだけやたらと厳しい
7.小さな失敗でも恥ずかしい
8.自分は何の価値もないと思い込んでいる
自分のことを過小評価したり、嫌悪したりしても得することは何もない。どんな理由があっても、自分を悲観しないことだ。なぜなら、死ぬまで自分として生きていくしかないからだ。
それなら、うまく付き合う道を探すべき。いつまでも自分と戦い続けるのではなく、戦いを終わらせ、平和を維持する方法を見つけなければ。
紹介した8つの傾向の中で当てはまるものがあれば、自分に自己嫌悪や過小評価の傾向があると認め、少しずつ改めていこう。
「自分を嫌う」という行為は、嫌いな人と24時間一緒にいるようなもので、膨大なエネルギーを使い神経をすり減らす。けれど裏を返せば、自分を好きになることで、それまで無駄に消耗していただけのエネルギーが使えるようになる証でもある。
ならば、そのエネルギーをポジティブな方向に向けるしかないだろう。褒め言葉を受け入れるのが苦手なら、せめて否定しないように心がけてみる。考えが暗くなりがちなら、意識的に明るい方向へ持っていく。
絶望を希望に置き換えるのだ。
これまでの自分の思考と行動の傾向を、真逆の方向に修正していこう。これを習慣化していけば、ポジティブな思考回路の持ち主になれ、自分のことがもっと好きになる。
(本記事は『人生は期待ゼロがうまくいく』から一部を抜粋・再編集したものです。)



