【解説】なぜ「PER×EPS」が投資の「武器」になるのか?
「株価=PER×EPS」というシンプルな式は、個人投資家にとって非常に強力な「武器」となります。その最大のメリットは、自分の中に「株価のものさし」を持てるようになることです。
なんとなく「上がりそう」ではなく、「EPS(企業の稼ぐ力)がこれくらい伸びて、PER(市場の期待度)がこれくらい評価されるはずだから、株価は〇〇円になるはずだ」という仮説を立てられます。
「ものさし」がパニック売りを防ぐ
この「自分なりのものさし」を持つと、投資行動が劇的に変わります。
例えば、相場全体が下落(リセッション懸念や金融ショックなど)して、自分が保有する優良企業の株価まで一時的に下がったとします。
この時、ものさしがなければ「怖いから売ってしまおう」とパニックになりがちです。しかし、「企業の稼ぐ力(EPS)の予想は変わっていない。これは市場の過剰な反応だ」と判断できれば、慌てて売る必要はなく、むしろ買い増しのチャンスと捉えることさえ可能になります。
まずは「EPS」の予想から始めてみよう
この分解思考を実践する第一歩は、企業の「稼ぐ力」であるEPS(1株当たり純利益)の予想に集中することです。企業の決算資料や中期経営計画を読み解き、「この会社は来期、どれくらい利益を伸ばせるだろうか?」と考える習慣をつけること。
それこそが、「なんとなく」の投資から脱却し、自信を持って市場に立ち向かうための最も確実なトレーニングとなるのです。
※本稿は『5年で1億貯める株式投資 給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。












