「シャドートレード・トレーニング」で使うローソク足は
何分足がおすすめ?

 「シャドートレード・トレーニング」をするのは、何分足がおすすめなんでしょうか?

鳥居 それは、その人のスタイルによりますね。すごい短いローソク足を使ってスキャルピングのような取引をされている方は5分足と15分足、せいぜい1時間足ぐらいでしょうか。ポイントは、一つの時間足だけじゃなくて複数見ることです。

 一方、スイングでトレードしている方だと5分足とか見てもしょうがないので、日足、4時間足、1時間足という感じになりますかね。

 じゃ、4時間足をメインとしてスイングをするんだったら、4時間足、1時間足、30分足ぐらいの3種類でいいですか。

鳥居 4時間足をメインでするんだったら、日足も見たほうがいいと思いますね。日足、4時間足、1時間足の3つを同時に、です。

スワップ口座でのストップ活用法

 ストップを必ず入れるとおっしゃっていたのですが、私はレバレッジ2~3倍でストップは入れないでやっています。鳥居さんの場合、スワップ口座でもストップは入れているんですか?

鳥居 確かにスワップ口座の場合、年に数回あるかないかという底値を狙って、実質レバレッジも3倍までに抑えて仕込むので、最初はストップは入れません。

 ただ、相場が上昇してきたら自分の買値よりも上にストップを入れます。こうしておけば、リスクなしで毎日スワップ金利がもらえるからです。

 例えば90円で米ドルを買ったとするじゃないですか。それが順調に円安になってきて92円、93円になってきたとしますよね。そうしたら、91円にストップを入れておけば、何かあって夜中に相場が急落するようなことがあっても、一応差益の1円分とそれまでの金利のスワップ金利は確実にもらえるわけです。

 このように買値の上にストップを入れると損失が発生するリスクがなくなるので、使用証拠金をレバレッジの計算に入れなくてもいいということになります。そうすれば、また新たなポジションを持つことができる。そうやって少ない資金でもポジションを増やし、スワップ金利も増やしていくということができるんです。

 ですから、スワップ口座でもストップはいらないということではありません。