米国史上最長となった政府閉鎖がようやく終了し、米連邦準備制度理事会(FRB)の来月の利下げ見通しが依然として不透明な中、市場の注目は遅延している主要経済指標の発表時期に集まっている。政府機関の再開を受けて、投資家はどの指標がいつ発表されるのか注視している。ただ、雇用統計をはじめとする主要データの発表時期とその信頼性に対する不透明感から、投資家は慎重姿勢に転じており、FRBが12月の会合で利下げを実施するかどうかは不透明な状況だ。ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は12日、10月の雇用統計とインフレ統計の両方を公表しない可能性が高いと記者団に語っていた。FRBは先に利下げを実施したが、ジェローム・パウエル議長は12月の利下げ可能性については確実ではないとしている。複数のFRBメンバーはその後、12月会合では政策金利が据え置かれる可能性があると示唆している。ロンドン証券取引所グループ(LSEG)のデータによると、米金融市場はほぼ半々の確率で利下げを織り込んでいる。
今週の米国指標、主要指標の発表時期に注目
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