「言いたいことを飲み込んだ」「やりたいことを後回しにした」……。そんな我慢を、今日も重ねていないだろうか。生きるとは、大小さまざまな我慢との折り合いをつけることなのかもしれない。本稿では、日韓累計44万部を突破した『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』(著:キム・ダスル、訳:岡崎暢子)の最新刊『人生は期待ゼロがうまくいく』(同)から内容の一部を抜粋・再編集して、「我慢し続けた心を軽くする方法」についてをお届けする。(企画:ダイヤモンド社書籍編集局)
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「我慢していることリスト」を作る
日々、我慢していることってなんだろう。我慢ランキングがあるとしたら、第一位はきっと「やりたいことができない」ことじゃないだろうか。
たとえば、すぐにでも会社を辞めたいが家族や生活のことを思ってぐっと我慢する。ムカつく相手に言い返してやりたいけれど波風立てまいと怒りを飲み込む。悪口ばかり言う人について語りたいけど、それじゃ目くそ鼻くそだから黙っておく。挑戦してみたいことがあっても、迷惑をかけるかもしれないと我慢する。
相手の仕事が遅すぎてイライラしても、同じ会社の一員だと思って目をつぶる。理解できない行動を指摘したくても、百人百様だと考え思いとどまる。
まだまだある。自分の成功や功績を披露したいけれど、妬まれるのが怖くて自重する。パンやケーキ、チョコレートを毎日好きなだけ食べたいけれど、肥満や病気が怖くて我慢する。
ああ、僕らはこんなにも日々、我慢しながら生きているんだ。人生に我慢は付き物だ。
でも、こうして羅列して認識し、受け入れてしまえば、少しは気持ちが楽になる。
毎日何かに耐えている自分を褒めてやりたい。そう思えたら、周りにも少しやさしくなれる。
(本記事は『人生は期待ゼロがうまくいく』から一部を抜粋・再編集したものです。)



