タイミーさんが見た世界写真はイメージです Photo:PIXTA

ライター業の傍ら、スキマバイトでさまざまな職場で働いている筆者が仕事を通じて見えた悲喜こもごもをつづる本連載。今回はカラオケ店で働いてみた。(ライター みやーんZZ)

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カラオケ店でスキマバイト!
もう1人来るはずが……

 氷河期世代の40代おじさんである僕が去年、突如ハマったスキマバイト。今回は、とある繁華街の大手カラオケチェーン店でバイトした際の模様をご紹介します。

 お店で店員さんに「スキマバイトで来ました」と伝え、事務所でマネージャーの方とご挨拶。あれこれ話していると、「実は今日、もう1人来るはずなんですけどまだ来ないんですよ。この前もスキマバイトで働く人が当日、無断キャンセルして困ったんです。でもあなたはちゃんと来てくれて助かりました」と香ばしい話を聞かされました。

 スキマバイトをやっていると、ちょくちょく当日無断キャンセル(バックレ)に遭遇することがあるので、こんな話を聞いても「まあ、仕方ないか」と思ってしまいました。慣れって恐ろしいですね。

 働く側もお店に電話連絡などすることもなく、アプリ上でボタンを押せば(ペナルティーはありますが)キャンセルできてしまうので、「今日はダルいな」と思ったらついついキャンセルしてしまう気持ちもわからないでもないですが……。こんな感じなので使用者側もスキマバイト要員をどこまで当てにしたらいいのか、難しいようです。

「ドタキャンの人を待っていても仕方ないので、とりあえず着替えてきてください」と言われ、制服に着替えます。ちゃんとクリーニングしてある制服が出てきてありがたいです。

 着替えが終わるとインカム機材一式を渡され、装着します。