生産性のプロ、元マッキンゼーの勝間和代が、「家電(テクノロジー)」にはまった。そこで本連載では、家電歴40年、2000以上の家電を自腹で試した勝間和代氏による本、『仕事と人生を変える 勝間家電』の中から、家電(テクノロジー)を使って生産性を上げ自分の時間を取り戻す方法を紹介する。(構成/ダイヤモンド社・石塚理恵子)

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まだ手で掃除している?
働いていると、掃除を定期的に行うのは難しい。
そこで登場するのがなんと言っても「ロボット掃除機」というテクノロジーです。
自動掃除機の元祖といえば「ルンバ」です。
掃除はテクノロジーで「仕組み化」する
家をきれいに保つのが難しい人は、きれいな状態が勝手に保たれるよう、テクノロジーで仕組み化するのがおすすめです。
ルンバがスケジューラー通りに走れば、勝手にきれいになりますから、そこに障害物があるなら、障害物の片付け方を考えればいいわけです。
出しっぱなしにしたいものは?
どうしても出しっぱなしにしたいものもありますが、それは小さなテーブルなどを使って上に上げておき、床に物を置かないことを徹底すると、ルンバが活躍しやすくなります。
これを「ルンバブルな家」と呼ぶそうですが、ルンバが自宅にある人は、ぜひ自宅がルンバブルになっているか確認するようにしてください。
とにかくモノは「床に置かない」
ルンバが活躍するために最も大事なことは、なんと言っても床に物を置かないこと。
この「床に物を置かない」を徹底するだけで、掃除が格段にラクになります。
機械に自分を合わせる
床に物を置かないためにはどうするかと言うと、物を減らしておけばいいのです。
収納に入る以上のものを持たない、使わないを徹底すれば床に物はあふれません。
床に置いてあるもの=ゴミ
床に置いてあるものはゴミと同じ。
それくらいとにかく床に物を置かないようにするだけで、家の動線がスムーズになり、毎日の掃除も、自炊や洗濯も、すべての家事がラクになります。
ただし家電にも得意不得意がある
ただし拭くタイプの掃除は、クイックルワイパーを筆頭とした人間の手による掃除の仕方に、いまのところ軍配が上がります。
「物をある程度の力で押し付けながら、効率的にほどよく拭く」という動作が、電化製品はあまり得意ではないのです。
もし本当に優秀な拭き掃除機を作ろうと思うと、業務用のような重いものでないと厳しいと思います。
「スチームクリーナー」や「ブラーバ」は?
私は絨毯のシミを取ろうとスチームクリーナーを買ってみたり、ブラーバも買ってみたりしましたが、残念ながらきれいになりませんでした。
常に効率よく予算を使ってよりよいものを安く買い、効率的に生活するには、目の前でどのようなテクノロジーが使われ、それが自分にとってどのような効用があるかを確認する習慣をつけてください。
私たちはもう手作業で掃除をしなくていい
人間が手作業で掃除をする時代は基本、もう終わっています。
メインの掃除はルンバが、サブの掃除はちょっとだけ私たちがクイックルワイパーなどで手伝いをするイメージで仕組みを考えるようにしてください。
(本稿は『仕事と人生を変える 勝間家電』からの編集記事です。)







