生産性のプロ、元マッキンゼーの勝間和代が、「家電(テクノロジー)」にはまった。生産性を上げるには家電(テクノロジー)が一番の武器になることがわかったからだ。そこで本連載では、家電歴40年、2000以上の家電を自腹で試した勝間和代氏による本、『仕事と人生を変える 勝間家電』の中から、家電(テクノロジー)を使って生産性を上げ自分の時間を取り戻す方法を紹介する。(構成/ダイヤモンド社・石塚理恵子)

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いよいよ寒さがやってきた!
私たち人間は快適な温度でないと急に動きが鈍るのは、みなさんご存じの通りです。
だから家の中にいるときは「エアコン」という便利な道具があるわけですが、外出となるとそうはいきません。
その結果、寒いとついつい室内に閉じこもり、運動不足になって体調を崩してしまいます。
「電熱服」って知っていますか?
その解決策として紹介したいのが、外でも「冬は暖かく」過ごせるテクノロジー、「持ち歩ける服のエアコン」電熱服です。
これらはリチウム電池が小型化・低価格化したテクノロジーで実現した商品です。
電熱服をコートに下にしのばせる
冬は15度を切って10度以下になると体が動かなくなり、外に出たくなくなります。
そのようなときはダウンのようなものを着込むのもいいのですが、自分の体温以上の熱は発しません。
そんなときにおすすめなのが「電熱服」です。
ダウンより直接的、だからあったかい
ダウンは体から発せられる暖かい空気を羽毛をまとうことで外に逃さず、外気より体の周りを暖かく保つ構造ですが、そうであるなら初めから熱を発生させてしまった方がより簡単に体を温められます。
電熱服のいいところは、汎用のリチウムイオンバッテリーを使うことで、電熱線のヒーターを通じて、服の内部が温まることです。
おすすめは「ベストタイプ」
コートやジャンパータイプもありますが、私のおすすめは「ベストタイプ」。
ベストであれば、コートの内側など外から見えないところに装着することができますし、必要がないときは簡単に電源を切ることができます。
手持ちのバッテリーを使えばめちゃくちゃ安い
最近はワークマンのようなタイプの店で、いろいろなものを売っているため、そこから選んでもいいでしょうし、私はAmazonで適当なものを買っています。
バッテリーは手持ちのものを使えば、(バッテリー別売りの)ベストだけ購入することができるので、より安く手に入ります。
下に着ても着膨れしない
バッテリーは温度を高くしすぎると、あっという間になくなりますが、低温にしてコートの中に着ている分には十分です。
ダウンなどよりむしろ小ぶりで薄いものが多いので、着膨れしない点も魅力です。
大事なことは暖かくなった空気をなるべく外に逃がさないこと。
そのため電熱ベストの上には冬用の暖かいジャケットを着るのが効果的です。
服にテクノロジーを取り入れて「温度を持ち歩く」
温度というのはこれまでは持ち歩けないものだったので、私たちはなんとか衣類の素材を工夫して、暑さ寒さをしのいできました。
でもここ5年ほどはバッテリーの効率化やモーターの小型化が大きく進んだことで、ある意味、洋服にエアコンを埋め込むことができるようになりました。
快適な温度を持ち歩いて生産性を上げる
そうであるならその機能を存分に使って、外でも快適な温度で暮らせるようにすると、仕事でもスポーツでも散歩でも買い物でもなんでもできて活動量を増やせます。
病気になりたくないなら「電熱服」で運動不足を防ぐ
冬に車を使いがちなのは、エアコンが快適だからです。
でも車に頼るのではなく、なるべく自分が動くようにするとより健康は保たれます。
寒さに関しては電熱服で克服すれば、効率的に健康管理と活動量の管理ができるため生産性も上がります。
ぜひチャレンジしてみてください。
(本稿は『仕事と人生を変える 勝間家電』からの編集記事です。本では具体的な商品名や型番、値段も紹介しています)







