ある大学の附属校に行くと「ウチの学校に来ると系列の有名私大に8割も行けるんですよ」って言われるんですが、じゃあ、後の2割はどうなるのかと思っちゃいますよね。
どこの附属でも真ん中よりちょい下くらいまでに食らいついていれば併設大学進学は可能(学部学科選びは成績順になる)ですが、そこで深海魚になってしまうと一番悲惨。推薦権もないし、先取り教育もしていないから学力もない。つまりは入りたいと思うような大学には行けないってことになりかねないわけです。
――どっちに転んでも大変だという受験生保護者の夢と希望を打ち砕くお話でした……。でも、併願校を含めて受験校は決定しなければなりませんものね。次回は実際に学校に行った際に見るべきポイントについてお聞きします。
※次回の記事「【中学受験】説明会を見れば一発でわかる!SAPIX重鎮講師が教える「いい学校」と「ダメな学校」の明らかな違い」は11月28日に公開予定です。連載をフォローすると、新着記事がメールで届きます。
広野雅明さん
SAPIX教育事業本部本部長。SAPIX草創期から、一貫して算数を指導。算数科教科責任者・教務部長などを歴任。現在は、入試情報、広報活動、新規教育事業を担当。
SAPIX教育事業本部本部長。SAPIX草創期から、一貫して算数を指導。算数科教科責任者・教務部長などを歴任。現在は、入試情報、広報活動、新規教育事業を担当。








