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SAPIXの広野雅明先生に「中学受験の素朴な疑問」をぶつける連載。全5回にわたって「第2志望校の選び方」を取り上げます。第3回は、学校説明会で「いい学校」と「ダメな学校」を見分ける方法について解説してもらいました。(聞き手・文/教育アドバイザー 鳥居りんこ)
ハリボテの教育か、本物か
説明会ですぐにわかる
――前回は併願校を決めるに当たり、まず何をすればいいかを中心に伺いましたが、広野先生が繰り返し「実際に学校に行って見てこい」とおっしゃったのが印象的でした。今回は、実際に見学する際に気を付けるべきポイントについて教えてください。そもそも何校くらい、見に行けばいいのでしょう?
通学時間で絞って、学校の特徴で絞って、お子さんの性格を見て、何が好きなのか、伸びそうな部分はどこかというので見て、候補を絞ったうえで20校は実際に見ていただきたいですね。
なぜなら、最終的に延べ8校を受験するからです。そう考えると、やっぱり候補としては、その2倍から3倍ぐらいはあったほうがいいと思います。 ただ、単年度で見る必要はないわけです。しかも、絞り切る前の段階ではWEB説明会や動画による説明会の視聴でもいいです。
サピックスで行われた学校説明会は全部ではありませんが、一部の学校は後日動画配信をしているので、参加できなかったら、それを見てくださいと言っています。
昔だったら、何から何まで直接、現地に行かなければどうにもならなかったことが、100%じゃないにしても、自宅にいながらにして学校や塾から情報が提供される時代です。事前にある程度の情報を調べてから、合同説明会に足を運んでみるのもひとつの作戦です。







