――今、6年生のご家庭では過去問演習に余念がない頃ですが、併願校が決まらないと不安かと思われます。過去問について教えてください。
実際問題として過去問というのは二度と出ない問題です。たとえ、見た目が個性的な問題であっても、しょせん算国理社の4科目の中からの出題です。
つまり、勉強をやる意味って、その学校にしか通用しない勉強をすることじゃないんですよ。例えば「この学校の過去問を10年分やりました。でも志望校が変わってしまいました」といったときに、それが全部無駄になるのか?と言えば、決してそうはならない。過去問を何回やろうが、同じ問題には二度と出合わないわけですから、子どもの実力を付ける意味ではバランスよく勉強するってことが、最も大事だなと思っています。
過去問はあくまで時間配分の練習や出題傾向の把握そして入試の予行演習的な部分で活用してほしいと思います。設問ごとの正解率を公表している学校もありますが、なかには極端に正答率の低い問題もあります。そのような問題に時間を過度に使わないほうがよいと思います。
――次回の最終回では、併願校を決めるうえでの親の心得と第1志望に入れなかった場合の気持ちの持ちようを伺います。
※次回の記事「」は11月21日に公開予定です。連載をフォローすると、新着記事がメールで届きます。
広野雅明さん
SAPIX教育事業本部本部長。SAPIX草創期から、一貫して算数を指導。算数科教科責任者・教務部長などを歴任。現在は、入試情報、広報活動、新規教育事業を担当。
SAPIX教育事業本部本部長。SAPIX草創期から、一貫して算数を指導。算数科教科責任者・教務部長などを歴任。現在は、入試情報、広報活動、新規教育事業を担当。








