ホワイトハウスは1日、麻薬密輸船とされる船舶を米軍が9月に攻撃した際、生存者を殺害するための第2の攻撃を将官が命じたことについて、ピート・ヘグセス国防長官から与えられた権限に基づく合法的行動だったと述べた。攻撃を巡って広がっている論争に対し、沈静化を図る試みとなる。9月2日にカリブ海で実施された攻撃は、船舶に致命的攻撃が行われた最初の例だったが、週末に再び注目を集めることとなった。この攻撃は、ベネズエラを拠点とするテロリストと政府がみなす麻薬密輸組織に対する措置の一環として行われた。米紙ワシントン・ポストは28日、ヘグセス氏が船上の「全員を殺害」するよう口頭で命令したと報道。最初の攻撃では船上の11人のうち9人が死亡した。その後、特殊作戦部隊の司令官であるフランク・ブラッドレー海軍大将が第2のミサイル攻撃を命令し、残りの2人も殺害されたと同紙は伝えている。
米政府、「麻薬密輸船」に対する追加攻撃の合法性主張
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