米財務長官やハーバード大学学長を務めたローレンス・サマーズ氏が米経済学会(AEA)から永久追放処分を受けた。性犯罪で起訴され拘置所で死亡した米実業家ジェフリー・エプスタイン元被告との関係が最近明らかになった同氏にとってさらなる打撃となった。米下院委員会が公開した大量の電子メールで、エプスタイン元被告が未成年者買春に関連する罪で有罪を認めた後も数年間にわたって元被告と広範で下品な電子メールのやり取りをしていたことが明らかになり、サマーズ氏は2週間前、学生たちに許しを求めていた。サマーズ氏はその後、教職を休職している。2001年から06年まで学長を務めたハーバード大学は、同氏のエプスタイン元被告との関係に関する情報を検証すると明らかにした。