昨年は米国の発電所が排出する汚染物質が増加した。それまで排出量は長期的に減少傾向にあった。一因は石炭火力発電の増加だ。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した米環境保護局(EPA)の公開データの分析によると、発電所の排気筒から排出される二酸化硫黄は約18%増えた。窒素酸化物は7%、二酸化炭素(CO2)は4%、それぞれ増加した。ドナルド・トランプ米大統領は石炭の使用を推進し、バイデン前政権時代の環境規制の廃止に取り組んでいる。EPAは今月、CO2が公衆の衛生と福祉にリスクをもたらすとの認定を撤回した。EPAは先週、バイデン政権下で厳格化された有害大気汚染物質の排出基準を撤廃した。この基準は発電所などにも適用されることになっていた。2012年の基準は引き続き有効だ。