2023年10月7日のイスラエルに対する攻撃以降、同国で収容されているパレスチナ人収容者の収容環境が著しく悪化していることが、司法省の国選弁護人オフィスによる監査報告で明らかになった。多くの収容者は極度の過密状態や飢餓、ほぼ日常的な暴行にさらされているという。長年にわたり、かつて収容されていたパレスチナ人らからは過酷な環境について報告されてきたが、今回の報告書はこれを公式に認めた異例のケースとなった。報告書では「国家が経験した中で最も深刻な収容危機の一つ」に相当する状況とされている。監査は2023年から2024年の期間を対象にしたもので、同オフィスの複数の弁護人がイスラエル全土にあるイスラエル刑務所サービス(IPS)の収容施設数十カ所を訪問。この中にはパレスチナ人を収容する8施設も含まれていた。弁護士チームはそれぞれの訪問で数十人の収容者の聴き取りを行い、その環境を調査した。
イスラエル施設に収容のパレスチナ人、環境が著しく悪化=報告書
特集
あなたにおすすめ






