エコノミストらは、米国の強大な雇用創出マシンはもはや機能しなくなったと見切りをつけていた。だが今、そのエンジンが再び動き始めている。今春は企業の採用が急増し、3月から5月にかけて就業者数は50万人以上増加した。工場やレストラン、地方自治体がいずれも採用モードに転換した。これは昨年とは様変わりで、昨年はヘルスケア業界がほぼ単独で雇用創出を支えていた。5日に発表された5月の雇用統計によると、労働市場はここ2年余りで最高の3カ月間を記録した。この勢いは昨年からの大きな転換だ。昨年は多くのセクターで採用が低迷し、多くの企業が経済見通しの不透明感を理由に事業拡大を見送ると報告していた。一方、トランプ政権が移民の取り締まりを強化して大規模な摘発を実施したため、就労可能な人口が大幅に減り、採用活動のさらなる障壁となっていた。