米軍が9月2日に麻薬密輸船とされる船舶を攻撃したことを巡り、作戦を指揮した司令官が4日、議員に対して自身の判断を説明する非公開のブリーフィングが行われた。民主党の有力議員は、生存者を殺害した攻撃映像を見て困惑していると発言。全映像の公開を求める動きが再燃している。ブリーフィングに出席したジム・ハイムズ下院議員(民主、コネティカット州)によると、フランク・「ミッチ」・ブラッドリー海軍大将は、ピート・ヘグセス国防長官が乗組員11人全員を殺害するよう命じたことはないと反論した。ハイムズ氏は、映像には最初の攻撃で大破した船に麻薬密輸業者とされる2人が取り残されている様子が映っていたと述べた。米国および国際法に照らして、生存者はもはや正当な軍事標的ではなかったと考えられると指摘した。