米最高裁は4日、共和党が連邦下院議会で最大5議席を追加する可能性があるテキサス州の新たな選挙区割りについて、来年の中間選挙での使用を認める判断を示した。これにより共和党は下院議会の主導権を維持する可能性が高まった。テキサス州の方針を巡っては、下級審が先月、違憲な人種的ゲリマンダー(選挙区割り)と判断して既存の選挙区割りを使用するよう命じていたが、最高裁判事らはこれを覆した格好。最高裁はこの中で、下級審の判断は誤りである可能性が高いとした。最高裁の命令文は、「地区裁判所は、現行の予備選挙に不適切に介入し、多くの混乱を引き起こし、選挙における繊細な連邦と州のバランスを乱した」とした。最高裁のリベラル派判事3人は、反対意見を表明した。