平均年収約30万円アップで
順位を下げた企業は?

 3位はITに特化した営業人材の派遣や業務請負を行うBCCで、平均年収は354.2万円だった。昨年のランキングでは、平均年収361.0万円で4位だった。

 4位はウイルテックで、平均年収は361.4万円だった。

 製造業における製造請負・製造派遣や、ITエンジニアの派遣といった人材アウトソーシング事業を手掛ける企業だ。単体従業員数は3050人で、トップ5社ではずば抜けて多い。

 昨年のランキングは平均年収356.8万円で3位だった。今回はBCCとウイルテックの順位が入れ替わった形になる。

 5位はグローバルスタイルで、平均年収は365.7万円だった。オーダースーツやオーダーシャツなどの企画・販売を手掛ける企業で、大阪をはじめ、東京、横浜、埼玉、名古屋、京都など39店舗(24年7月末時点)を運営している。

 昨年のランキングでは、平均年収333.0万円で2位だった。今回、平均年収は約30万円アップしている。トップ5脱出とはならなかったが、順位は下がった。

民間企業の平均給与478万円を
下回ったのは30社

 今回のランキングで平均年収が300万円台となったのは8社だった。

 また、国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、24年における民間企業で働く人の平均給与は478万円で、これを下回ったのは30社だった。

 30社の内訳を業種別に見てみると、サービスが15社で最も多く、次いで小売業が6社、情報・通信が3社、金属製品が2社、不動産、繊維製品、食料品、陸運がそれぞれ1社ずつとなっている。

 次ページ以降では、全200社のランキングを掲載する。近鉄百貨店やくら寿司などの有名企業は何位だったのか。ぜひ、チェックしてみてほしい。

(ダイヤモンド・ライフ編集部)