ランキング抜粋

平均年収は2000万円台!
総合商社を超えた1位は?

 今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを基に、大阪府に本社がある企業にフォーカスした「年収が高い会社ランキング2025【大阪府】」を作成した。対象は単体の従業員数が100人以上の上場企業。対象期間は、2024年4月期~25年3月期。

 早速、ランキングを確認していこう。

 1位となったのは、測定器やセンサーなどを扱う大手制御機器メーカーのキーエンス。「超高給」で知られる同社の平均年収は2039.1万円(従業員数3205人、平均年齢34.8歳)と、今回の対象企業の中では唯一の2000万円台となった。

 今回のランキング(25年版)のみならず、1位が“定位置”であるキーエンスのこれまでの平均年収は以下の通りだ。

<21年版>
1751.8万円(従業員数2607人、平均年齢35.8歳)

<22年版>
2182.7万円(従業員数2599人、平均年齢36.1歳)

<23年版>
2279.4万円(従業員数2788人、平均年齢35.8歳)

<24年版>
2067.1万円(従業員数3042人、平均年齢35.2歳)

<25年版>
2039.1万円(従業員数3205人、平均年齢34.8歳)

 過去5年で平均年収が最も高い23年版と今回を比較すると、平均年収は約240万円減少する一方、従業員数は417人の大幅増加となっている。

 2位は、総合商社の伊藤忠商事で、平均年収は1804.6万円(従業員数4114人、平均年齢42.2歳)。

 ライバルである三菱商事(平均年収2033.4万円、従業員数5361人、平均年齢42.4歳)、三井物産(平均年収1996.4万円、従業員数5388人、平均年齢42.2歳)の後塵を拝したものの、その水準は誰もがうらやむ高さであることに変わりはない。