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12月になりました。これから忘年会や新年会を開催するという企業も多いと思います。優秀なリーダーはこの機会をどう生かすのでしょうか。(小宮コンサルタンツ代表 小宮一慶)
忘年会や新年会は
「意識」を共有する絶好のチャンス
年末が近づき、忘年会や新年会のシーズンが到来しました。
忙しい毎日の中で、チームのメンバーと顔を合わせてじっくり話せる機会は意外と少ないものです。だからこそ、年末の行事は互いをねぎらい、意識を共有する絶好の機会になります。
小宮一慶小宮コンサルタンツ代表
この連載でも何度もお伝えしているように、コミュニケーションには「意味」と「意識」の両方があります。
普段の業務では、「こうしてください」「こうしましょう」という意味のやり取りが中心です。しかし、本当に組織が強くなるために必要なのは、意識が共有されていることです。
意識が共有されていれば、少ない言葉でもチームは動きます。逆に、いくら丁寧に指示を出しても、意識が共有されていなければ、メンバーはばらばらの方向に進んでしまいます。
忘年会や新年会が重要なのは、この「意識」を共有する効果が大きいからです。
仕事を離れた場では、職場では見えない相手の人柄や価値観を知ることができます。こうした場では、普段よりも本音を話しやすくなるものです。そこで生まれた小さな理解が、年明けからの仕事のスピードや質を確実に変えていきます。
私は、こうした場を「演出」することもリーダーの役割だと考えています。







