壊れたコンピューターから使わなくなったブラックベリーの携帯電話まで、「電子ごみ」はほぼ無尽蔵にあるように見える。だが、金属リサイクルのために廃棄された電子機器を確保するのは意外に難しい。回収されたリチウム、銅、その他の重要鉱物は、電気自動車から蓄電池までのさまざまな用途で再生可能だ。重要鉱物市場を支配する中国との競争が激化する中、金属リサイクルに向けた米国の取り組みが進められている。「回収は大きな課題だ」。電池リサイクルを手がけるブルー・ホエール・マテリアルズの共同創業者で最高経営責任者(CEO)のロバート・カン氏は言う。同社は最近、オクラホマ州バートルズビルに新たなリチウムイオン電池のリサイクル工場を設立した。同工場は現在、拡張が予定されている。資金の一部は、5500万ドル(85億7500万円)超に上るエネルギー省の助成金だ。
電子ごみから鉱物リサイクル、米国で進むか
大量の電子廃棄物がアジアへ持ち出されている
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