ついに、話題書『JUST KEEP BUYING』の続編『THE WEALTH LADDER 富の階段』が日本上陸。この世界的ベストセラーは『お金の大学』の両学長やスコット・ギャロウェイにも絶賛されている。お金で不幸にならないために大切なことは何か? 今回はライターの照宮遼子氏に寄稿いただいた。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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「お金の話ができない人」の共通点
「老後の資金、ちゃんと考えている?」
配偶者からそう聞かれ、すぐに答えられる人はどれくらいいるのか。
多くの家庭では、お金の話になると、微妙な空気が流れる。
配偶者の年収を正確に把握していない。
親の資産状況を一切知らない。
子どもの教育費をどこまで出すか決めていない。
お金は家族全員の人生に関わる重要事項なのに、
なぜか「いつか話せばいい」という空気のまま時間だけがすぎていく。
こうしたケースはよく聞く話だ。
『THE WEALTH LADDER ウェルス・ラダー』の教え
名著『JUST KEEP BUYING』の続編で世界的ベストセラーとなっている『THE WEALTH LADDER 富の階段』の著者ニック・マジューリはこう述べている。
あなたのお金に関する価値観や、家族の資産に関する長期的な計画について、早い段階から頻繁に話し合い、家族で同じ考えを共有しよう。
――『THE WEALTH LADDER 富の階段』(P.249)より
お金は家族全員の未来に関わる。
だからこそ、避けるのではなく、共有することが大切なのだ。
本書によると、富を築く過程では家族に何らかの負担が生じるという。
このような状況で、話し合いのないまま突き進めば、誰かが我慢を強いられ、不満が蓄積される。
そして、いざという時に家族の中で対立が生まれるのだ。
家族がお金で不幸になる人ランキング、
意外すぎる1位は?
「家族がお金で不幸になる人ランキング」2位は「話題そのものを避け続ける」ことだ。
「お金の話は品がない」
「家族でお金のことを話すなんて気まずい」
こうした感覚から、お金の話題になると、話を逸らしてしまう。
その結果、家族それぞれがバラバラの認識を持ったまま時間がすぎていく。
そして、1位は「ちょうどいいタイミングを永遠に待ち続ける」ことだ。
「もう少し稼げるようになったら話そう」
「子どもが大きくなってから考えよう」
一見、話し合う意思はあるように見える。
でも実際には、完璧なタイミングを待ち続けて、結局何も話さない。
そして、気づいたときには、親が倒れて介護の話が突然始まり、家族全員が慌てふためく。
本書を読んで気づいたのは、
お金の話を避けることは、
家族を守ることから逃げているのと同じだということ。
家族とお金の話をするということは、単に資産状況をシェアすることではない。
家族それぞれの人生観をすり合わせる作業なのだ。
お金の話をタブーにせず、家族で共有する。
それだけで、未来への不安は驚くほど軽くなるのだ。
(本稿は、『THE WEALTH LADDER 富の階段』に関する特別投稿です。)



