米投資会社バークシャー・ハサウェイは、ウォーレン・バフェット氏の引退を間近に控え、大物幹部を失う。バークシャー傘下の自動車保険会社ガイコの最高経営責任者(CEO)で、保険部門トップの候補とみられていたトッド・コームズ氏が、金融大手JPモルガン・チェースに移籍することが8日発表された。最高財務責任者(CFO)のマーク・ハンバーグ氏も退職する。コームズ氏は元ヘッジファンドマネジャーで、ウォール街のアナリストでもあった。運用を支援するため2010年にバークシャーに入社。その後ガイコのトップに就任して立て直しを指揮した。バフェット氏は昨年、コームズ氏の手腕を称賛していた。このためコームズ氏は、保険部門責任者で現在70代のアジット・ジャイン氏の後任として有力視されていた。
バークシャー、幹部交代 バフェット氏引退控え
ガイコ部門責任者のコームズ氏とハンバーグCFOが退職する
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